入浴市場サマリ~ いい湯だな~。

Wednesday, September 2, 2009

9月2日 入浴市場サマリ~ Coming?

おはようございます。
Copacabanaです。

8月31日のWSJ, Raft of Deals for Failed Banks Puts U.S. on Hook for Billionsという記事から都合良く抜粋。

The Federal Deposit Insurance Corp. has agreed to assume most of the risk on $80 billion in loans and other assets.
FDICは800億ドルの不良債権による損失を補填することで合意している。

The agency expects it will eventually have to cover $14 billion in future losses on deals cut so far.
FDICは現在までに140億ドルの損失を補填する見通し。

So far, the FDIC has paid out $300 million to a handful of banks under the loss-share agreements.
既に、FDICは不良債権による損失補填で、一握りの銀行に対して3000億ドル支払済み。

お~っ!この資産マジで大丈夫かいな???

In most cases, the FDIC agrees to cover 80% of future losses on a big portion of the assets, and 95% on the rest. 大半のケースで、FDICは大部分の不良資産から生じる損失の80%を、それ以外は95%を補填することで合意している。

The FDIC says it doesn't anticipate facing the 95% loss-coverage scenario on any deal.
FDICは95%を補填しなければならないシナリオは想定していないとのこと。

Many of the loss-share deals will be in place for up to 10 years.
大半の損失は今後10年で表面化するらしい。

さて、お払い、失礼、おさらい。先週末までで米銀の破綻数本年度累計は84行でございます。

米国連邦預金保険公社(FDIC)のFailed Bank List(破綻銀行リスト)から。

2000年 2行
2001年 4行
2002年 11行
2003年 3行
2004年 4行
2005年 0
2006年 0
2007年 3行
2008年 25行
2009年 84行(8月28日現在) 

このFDICは資産を引き継ぐ銀行に損失分を補填することで上手に買い手を見つけてきては取り付け騒動が起きない様に処理を進めている。
この補填は昔外人に上手く食われた長銀(現・新生銀行)や日債銀(現・あおぞら銀)の時の瑕疵担保条項みたいでんな。

あんなんだったら誰でも再建したかのように見せて上場できますやんね。実際、再建というには程遠く、収益が無いから新生とあおぞらは合併すんでしょ。もう金融スキームを利用してmake moneyしているだけ。

そんな話はこの辺で止めて元に戻すと、関心はFDICの有する保険金残と将来補填すべき損失がバランスしているか否か・・・ということになる訳です。

FDIC; Quarterly Banking Profileによれば保険金は残り104億ドルしかないそうな。

米銀破綻数と預金保険資金推移



出所: Calculated Risk, Failed Banks and the Deposit Insurance Fund

要は、FDICは最大800億ドルを補填することで合意しているけど、FDICは最大80%まで補填するらしく、今の時点で140億ドルの損失が発生する見込みとしている。一方で、保険金は104億ドル。

ビヨ~ン!

これからまだまだ破綻すんだよ・・・駄目じゃん。

いくらアメリカ人が算数の計算に弱いとは言え、こんな計算くらいできるだろうと思うことなかれ。奴らは本当にオツムが弱いのだから。

足りない分は財務省が金を出そうがそんなん関係なくて、最終的に米国民が負担する訳さ。

いや~そんなこんなででたらめな金融行政を行う米国は「売り」にちがいないとか何とか言っちゃって。

NY株式: 2日のNY株式市場続落。
ダウは4日続落で、前日比29ドル93セント安の9280ドル67セント、ナスダックは3日続落で同1.82ポイント安の1967.07、SP500は3.29ポイント安の994.75でそれぞれ取引を終えた。業種別S&P500種株価指数(全10種)は「素材」等2業種が上げ、「金融」等8業種が下げ。前日に急落した反動で自立反発狙いの買いも入るが、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した8月の全米雇用リポートで、政府部門を除いた非農業部門の雇用者数が前月比29.8万人減となり、市場予想の同25万人よりも弱く売り圧力も強かった。FOMCも公表されたが、特に新しい材料は無く市場は反応せず。方向感に乏しい。
 
NY為替: 2日のNY外為市場でドル円は3日続落。
ドル円は8月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除いた非農業部門の雇用者数が前月比29.8万人減となり、市場予想の同25万人よりも弱かったことを受けて、一時92.10円まで値を下げた。FOMCへの反応は薄い。ユーロドルは反発。8月のADP全米雇用レポートを受けて、一時1.4191−94ドルまで下落するも、原油市場が値を戻したことから買い戻され、一時1.4295ドルまで値を上げた。ユーロ円は7日続落。8月のADP全米雇用レポートを受けて、一時131.01円まで下落した。

米国債: 2日の米国債(10年債)市場は4日続伸。
10年物(表面利率3.625%)国債利回りは前日比0.06%低い3.30%で取引を終えた。8月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除いた非農業部門の雇用者数が前月比29.8万人減となり、市場予想の同25万人よりも弱かったことを受けて債券は買い。FOMCが景気見通しに慎重な姿勢が示したこともあり買い材料に。

NY原油: 2日のNY原油先物は横ばい。
NYMEX・10月限は前日比横ばいの1バレル=68.05ドルで取引を終えた。8月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除いた非農業部門の雇用者数が前月比29.8万人減となり、市場予想の同25万人よりも弱かったことを受けて原油は売られ、その後発表されたEIA週間在庫統計で原油在庫は前週比で37.2万バレル減でこちらも市場予想より弱く売りが膨らみ、一時67.05ドルまで値を下げた。その後はショート・カバーも入り値を戻した。

NY金: 2日のNY金先物は続伸。
COMEX・12月限は前日比22.0ドル高の1トロイオンス=978.5ドルで取引を終えた。8月のADP全米雇用レポートを受けてダウ先物が下落したことから金が買われた上に、ドルがユーロに対して弱含んだこともあり、一時981.4ドルまで上昇した。

指標:
★全米抵当貸付銀行協会(MBA)が2日に発表した8月28日週の米MBA住宅ローン申請指数は前週比2.2%低下となり、前週の同7.5%上昇よりも強い。また前週から3週ぶりに反落した。全体の申請件数のうち借換の割合は56.5%となり、前週と変わらず。米住宅指標の改善を受けて長期金利は3.604%まで上昇したが、その後3.4~3.5%台まで下落し米住宅ローン金利は小幅低下だが、申請件数指数は低下に転じている。

☆米チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社が2日に発表した8月の米企業人員削減数は前年比13.8%減となり、前回の同5.7%減よりも強い。前月比でも21%減となっており3ヶ月連続の減少。また今回の削減数の減少幅は2年ぶりの水準で、人員削減に歯止めが掛かってきた鴨。まぁ、だからといって採用増になる訳じゃないけどね。



出所: Econoday, Challenger Job-Cut Report

★オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が2日発表した8月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比29.8万人減となり、市場予想の同25万人減よりも弱い。もっとも前月は同36万人減(同37.1減から上方修正)よりは下げ幅は小さい。



出所: Econoday, ADP Employment Report

☆米労働省が2日に公表した4-6月期・米非農業部門労働生産性(改定値)は前期比6.6%上昇となり、市場予想の同6.4%上昇よりも強い。また、8月発表の速報値・同6.4%上昇から上方修正された。約6年ぶりの上げ幅。



出所: Econoday, Productivity and Costs

★米商務省が2日発表した7月の米製造業新規受注は前月比1.3%増となり、市場予想の同2.2%増よりも弱い。ただ3ヵ月連続で増加し、前月の同0.9%増(速報値の同0.4%増から上方修正)を上回っている。



出所: Econoday, Factory Orders

★米エネルギー省(EIA)が2日発表したEIA週間在庫統計によると、原油在庫は前週比で37.2万バレル減となり、市場予想の90万バレル減よりも弱い。また、ガソリンは297万バレル減となり、市場予想の同90万バレル減少よりも強い。



出所: Econoday, EIA Petroleum Status Report

★全米破産協会が2日に発表した8月の米個人破産件数は、前年同月比で24.0%増(前月比では5.0%減)となった。8月までに92.8万人が破産しており、年間では140万人以上破産すると予測されている。



出所: Calculated Risk, ABI: Personal Bankruptcy Filings up 24 Percent compared to August 2008

おっと。忘れるとこだった。
新鮮味は無いけどFOMCが公表されております。

FOMC, Minutes of the Federal Open Market Committee

暇潰しに見てみれば・・・