入浴市場サマリ~ いい湯だな~。

Wednesday, December 2, 2009

12月1日入浴市場サマリ~ 師走

おはようございます。
Copacabanaです。

師走です。上げました。

今日は、目先の相場の話ではなく、マクロ経済の方に目を向けて少し考えましょう。

米国経済をバブル崩壊後の日本経済と比較しているエコノミストが多いが、果たして日本と同じように低空飛行を米国ができるのであろうか。

確かにダウは大きく戻した。が、実体経済の悪さは半端が無い。企業の業績だけみれば景気回復・・・のような気分になるが、売り上げの減少に伴い、人員削減を大胆に行っているから数字が改善しているだけの話。しかし、マクロ経済的な環境が大きく違っていた(いる)ように思える。日本は政府の借金も膨大だが、それ以上に貯蓄が膨大。おまけに、政府の借金は日本の金融機関がほとんどを保有している。一方、米国は財政刺激策を積極的に行ったことで、政府の借金が急激に増えた上に、その保有者の多くは外人。おまけに、貯蓄が無い。しかも、失業はが未だに増え続けている。前提条件が違えば、今後歩むであろう姿も違ってくるのではないかと。

こんだけ財政赤字を拡大させ、景気刺激策を実施した米国だが、実際のところどの程度のインパクトを経済に与えたのであろうか?米国議会予算局(CBO)がまとめた「American Recovery and Reinvestment Plan」(アメリカ復興再投資計画)のGDPへの影響に関するreport

Percentage Change in Real GDP Under the American Clean Energy and Security Act of 2009


出所: CBO

この試算報告書が出て、クルーグマン教授が二番底の可能性を示しております。まぁ、みんな指摘していますが・・・12月1日のNYT, Double dip warningから一部抜粋。

I’ve never been fully committed to the notion that we’re going to have a “double dip” — that the economy will slide back into recession.
私は不景気に戻る、つまり「二番底」に向かうとは必ずしも述べてこなかった。

But it has been clear for a while that it’s a serious possibility, for two reasons.
しかし、しばらくすれば、以下の2つの理由から二番底の可能性がはっきりしてきている。

First, a large part of the growth we’ve had has been driven by the stimulus — but the stimulus has already had its maximum impact on the growth of GDP, will hit its maximum impact on the level of GDP in the middle of next year, and then will begin to fade out.
最初に、景気刺激策による経済成長の大部分は、景気刺激策がGDPの拡大に与えるインパクトは既に切れているけど、来年中旬のGDPの水準には最大限貢献するだろうが、その後は薄れて行く。

Second, the rise in manufacturing production is to a large extent an inventory bounce — and this, too, will fade out in the quarters ahead.
次に、製造業の数字の改善は大部分の在庫調整の恩恵であり、これもまた次の気には効果が薄れるであろう。

以下省略。

ということで、「二番底」へ向かうとか向かわないとか。

NY株式:1日のNY株式市場は続伸。
ダウは前日比126ドル74セント高の10,471ドル58セント、スダックは同31.21ポイント高の2175.81で、SP500は同13.23ポイント高の1108.86でそれぞれ取引を終えた。業種別S&P500種株価指数(全10業種)は全業種が上げ。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国の信用不安に対する懸念がとりあえず後退して幅広い銘柄が買われた。金先物が史上最高値を更新したことで、商品相場が堅調で素材やエネルギー関連株が相場を牽引した。11月の米ISM製造業景況指数は予想よりも弱いものの、10月の米中古住宅販売留保件数の結果は予想よりも強く相場を支えた。



NY為替: 1日のNY外為市場でドル円は反発。
アジア時間に日銀の追加の量的緩和策への期待から円安が進行した影響が残った。11月の米ISM製造業景況指数が市場予想より弱く、一時86.54円まで下落した。ユーロドルは続伸。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国の信用不安に対する懸念がとりあえず後退し、NY株や商品市場が堅調で、一時1.5118ドルまで上げた。ユーロ円は反発。ユーロドル買い・ドル円買いで大幅高。



米国債: 1日の米国債(10年債)は6日ぶり反落。
10年物国債(表面利率3.375%)利回りは前営業日比0.08%高い3.28%で取引を終えた。ドバイの信用不安が後退し、NY株式が大幅高で売り。



NY原油: 1日のNY原油相場は続伸。
NYMEX・1月限は前日比1.09ドル高の1バレル=78.37ドルで取引を終えた。ドバイの信用不安が後退し、NY株式が大幅高、ユーロドル上昇で、一時79.04ドルまで値を上げた。



NY金: 1日のNY金先物は続伸。
COMEX・2月限は前日比17.9ドル高の1トロイオンス=1200.2ドルで取引を終えた。ドバイの信用不安が後退し、NY株式が大幅高、ユーロドル上昇で、金は一時1204.0ドルと史上最高値を更新。



指標:
★米サプライマネジメント協会(ISM)が1日に発表した11月の米ISM製造業景気指数は53.6となり、市場予想の54.8よりも弱い。また、10月の55.7から低下。4ヶ月連続で景気判断の分岐点となる50を超えている。
生産や在庫、雇用など全て10月を下回るも、新規受注が60.3と前月を上回った。



出所: Econoday, ISM Mfg Index

☆全米リアルター協会(NAR)が1日発表した10月の米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)は前月比3.7%上昇となり、市場予想の同1.0%低下よりも強い。前月の同6.0%上昇(同6.1%上昇から下方修正)よりは弱いが、前月に続き、9ヶ月連続で前月比プラスに。オバマ政権が実施している新規住宅購入者向け減税の効果が現れている。


☆米商務省が1日発表した10月の米建設支出は前月比±0で、市場予想の同0.5%減よりも強い。前月は同1.6%減(速報値の同0.8%増から下方修正)となり、事後的に2ヶ月連続で減少。住宅はオバマ政権が実施している新規住宅購入者向け減税効果で同4.2%増だが、商業不動産が低迷していることから非住宅は同1.5%減となり、5ヶ月連続で減少した。

短期


出所: Econdoay, Construction Spending

長期


金額推移


出所: Calculated Risk, Construction Spending Flat in October

さてさて、今夜は満月。アストロ的に(アノマリー的)に「ドル安」傾向が強い。注目はユーロドルが今年最高値の1.5145に向けてロケット発射となるかならないかに注目が集まっているとかいないとか、噂か。ユーロドル高になれば、ドル円は85円台を下に抜けるかどうかに注目が集まる・・・?

おまけ・・・