Copacabanaです。
相変わらず雇用統計の後は、全て買戻しですね。
今回はレーバー・デイだからしかたが無い。レーバー・デイの数日後に結構下がる日が多いとかで何かが起こることに期待しておりまする。
さてさて、鳩山政権に何かを期待しているのでしょうが、世界経済に左右されている日本が、政権交代で世界経済を牽引するリーダーになれるとはとても思えません。今回の不況は日本単独で改善するレベルの話ではありません。
政権が変わっても、日本経済の回復は外国次第ということを忘れずに。
その鳩山政権のスタンスですが、対米追随から親中に変わるとかで米国債の動向が気になりますね。藤井最高顧問が円高を肯定する発言もしていたりして米国もハラハラじゃないかな。当然それは米国政府の出方にも影響が出て・・・不用意な発言と言う声も聞かれますが、そもそもこの発言が真実かどうかは藤井氏自身しかしらない。少なくとも次期政権の米国へのシグナルであり、財務省の官僚達へのシグナルでしょう。
でも、日本のメディアって本当にレベルが低いですよね。未だに民主党のゴタゴタを記事にしたり、小沢一郎の権力のことを書いたり。今の日本経済はそんなゴシップ紙のレベルで語るほど余裕が無いはずなんですがね。まぁ、ここから本格的に民主党政権になれば、メディアへも検察へも小沢幹事長の目に見えない攻撃が始まるんでしょうかね~と他人事のように楽しみにしております。
とにかく庶民が政治家に何かを期待する時は、過度の期待は禁物鍋。
自分を守るのは自分です・・・な~んちゃってブタゴリラ。
そう言えば、9月3日のCNBC, Stiglitz: Odds of Robust US Rebound 'Very, Very Weak'で、元世銀チーフ・エコノミストで、ノーベル経済特別賞受賞者でもあるスティグリッツ・コロンビア大学教授が景気回復は「とってもとっても弱い」と話しておられました。住宅差し押さえや商業用不動産向け融資の焦げ付き増で金融不安が再燃し、2番底をつける可能性が非常に高いのだとか。何度も私も指摘していることだから今さら驚かないけど、2番底のタイミングがいつかなんだよね。
そんな状況ではまず政権交代で日本の景気が上向くなんて、幻想なんだろうな~。
しかし、自分で自分を守ると言っても自分で不況にした訳じゃなくて、毛深くて欲深い白人が創り出した不動産毒饅頭と無責任経営の結果として不況になった訳で・・・守りようも無い人も多い。雇用統計のことは後で書くことにして、最初に米銀破綻数を見てみましょう。そんな中、毒饅頭を作って輸出していた米国は今度はドル札を刷りまくり、痛み止めにコカインを打ってどうにか身体を動かしているけど、もうそろそろ限界灘だと思うな。
それを確かめるべく今週もFDICをチェック!また地銀が破綻したんだろうな~と思っているとやっぱり。
今週末は5行がドボンしました。
米国連邦預金保険公社・FDIC, 「Failed Bank List」(破綻銀行リスト)から。
2000年 2行
2001年 4行
2002年 11行
2003年 3行
2004年 4行
2005年 0
2006年 0
2007年 3行
2008年 25行
2009年 89行(9月4日現在)
おいおい。駄目駄目ジャン。
そりゃそうさ。大手金融機関の帳簿は全て闇の中なんだけど、米国の不動産価格が下落したまま止まらないことは世界中が知っているわけで、そういう実体経済の悪さが地銀の破綻数なんかみていても分かるし、もっとも分かり安いのは米連邦住宅局・FHA(Federal Housing Administration)が破綻しそうだってことよね。ここは民間の住宅ローンの債務保証をする会社なんだけど、こんだけ住宅価格が暴落して、失業者が増えたり、破産者が増えればどうなるかなんて単純冥界、失礼、明快だよ。
9月4日のWSJ, Loan Losses Spark Concern Over FHAって記事が掲載されていて、 貸出額の2%以上の準備金を積むことが義務付けられているんだけど、米住宅ローン関連の損失が拡大していてFHAの準備金が大幅に減少しているそうな。こりゃまぁ大変だぞ。FDICの預金保険も無くなりつつあるしね。FRBはブクブク・・・まぁ、FHA救済で公的資金注入だろうな。 ついでに、ドサクサに紛れてFDICも・・・
NY株式: 4日のNY株式市場は続伸。
ダウは前日比96ドル66セント高の9441ドル27セント、ナスダックは同35.58ポイント高の2018.78、SP500は同13.16ポイント高の1016.40でそれぞれ取引を終えた。業種別S&P500種指数(全10業種)は全業種が上昇。米労働省が4日に発表した8月の米非農業部門の雇用者数が市場予想ほど減少しなかったことを受けて買いが優勢になった。連休前の買戻しでしょとか思いつつ。失業率は9.7%となり市場予想よりも悪いが相変わらず良いとこ鳥。パタパタと飛び去って行きました。
NY為替: 4日のNY外為市場でドル円は続伸。
8月米雇用統計を受けて一時92.27円まで売り込まれたものの、その後はショートカバーで急速に買い戻され、93.26円まで値を伸ばした。その後は資源国通貨が対ドルで買われ伸び悩み。ユーロドルは反発。8月米雇用統計を受けて一時1.4191ドルまで値を下げた後はショートカバー優勢で、一時1.4328ドルまで値を伸ばした。ユーロ円は続伸。8月の米雇用統計公表後は、一時131.69円まで値を下げるも、その後はショートカバー優勢で、133.25円まで買い戻された。まぁ、想定の範囲内。
CME通貨先物ポジ状況:
商品先物取引委員会(CTFC)が9月4日に発表した9月1日現在のシカゴIMM先物市場での各通貨の大口ポジション(先物だけ)状況は以下の通り。
期間中は、上海株式市場が大幅安になるなど、株式市場の調整を受けて、投資家のリスク回避の動きが活発化し、円のみがロング増加を達成した。これにより円は3週連続でロング増加となった。一方、株式市場の急落を受けてユーロは4週連続でロングは大幅縮小となった。
(単位:枚)
出所: CTFC, Commitments of Traders
米国債: 4日の米国債(10年債)市場は続落。
10年物国債(表面利率3.625%)利回りは前日比0.09%高い3.43%で取引を終えた。米労働省が4日に発表した8月の米非農業部門の雇用者数が市場予想ほど減少しなかったことや、ダウ下値を伸ばしたこと、来週に700億ドルの入札を控えて債券は売り優勢。
NY原油: 4日のNY原油先物は反発。
NYMEX・10月限は前日比0.06ドル高の1バレル=68.02ドルで取引を終えた。8月の米失業率を受けて一時67.12ドルまで値を下げたが、レーバー・デイの3連休を控え、NY株が値を持ち直すとショートカバー優勢で小幅反発にて終了。
NY金 : 4日のNY金先物は4日ぶりに反落。
COMEX・12月限は前日比1.0ドル安の1トロイオンス=996.7ドルで取引を終えた。雇用統計発表後ユーロドルの下落を受けて金は売られたが、その後はユーロドルの上昇に合わせて値を戻した。
指標:
米労働省が4日発表した8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比21.6万人減となり、市場予想の23万人減より強い。なお、前月は同24.7万人からは下方修正されて同27.6万人となった。減少幅は2ヵ月連続で縮小した。今回の結果を受けて、就業者数の減少は20ヶ月連続となり、戦後最長を更新した。2008年1月からの減少数は計629.9万人なり、700万人は時間の問題。
出所: Econoday, Employment Situation
また、失業率は9.7%となり、市場予想の9.5%よりも弱い。1983年6月に記録した10.1%の水準近くまで悪化している。
出所: Econoday, Employment Situation
そうそう、クルーグマン教授がこんなことを述べています。
9月4日のNYT, The purpose of stimulusから。
Just a brief reminder. Industrial production is now rising; so, probably, is real GDP.
鉱工業生産は上昇しており、恐らく実質GDPも上昇しているであろう。
Given the way the official business cycle dating committee dates recessions, this probably means that the recession — again, as officially defined — is over.
今回の景気後退を公式的な捉え方をすれば、定義的には景気後退は終わった。
But unemployment is still very high and rising.
しかし、失業率は大変高いままであり、さらに上昇している。
As Calculated Risk points out, long-term unemployment — which is the most destructive in human terms — is at its highest level recorded since the Depression.
Calculated Risk が指摘しているように、長期的な失業は壊滅的な状況にあり、第二次大戦以降でもっとも高い水準にある。
出所: Calculated Risk, Unemployment: Stress Tests, Unemployed over 26 Weeks, Diffusion Index
And the purpose of stimulus is, first and foremost, to mitigate unemployment.
景気刺激策の目的は、第一に失業者を減らすことである。
The fact that the economy may be technically in recovery is irrelevant.
景気が定義的には回復しているかもしれないという事実は関係の無い。
う~ん。だそうな。
まぁ、慌てるでない。これからこれから・・・