入浴市場サマリ~ いい湯だな~。

Sunday, November 29, 2009

11月27日の入浴市場サマリ~ 来週が・・・!

おはようございます。
Copacabanaです。

週末はいかがお過ごしですか?気候の変化に体がついていかない人も多いのではないかと。土曜日は暖かく、日曜日は寒く。

金曜日のNYでダウは230ドルの下げから100ドルの下げまで戻しましたね。まぁ、ある意味感謝祭明けで取引参加者が少なかったことと、ドバイ向けの債権が少なかったことが幸いしたか?その辺は今後か?

さて、よく考えてみたらドバイ・ワールドなる会社について我々は何にも知らんもんね。



少しだけ調べてみたら、The Palm Islandsなるリゾート開発をしているところ。

雑誌やテレビなどで既に目にしたことが多いと思うが、Palm Jumeirah、The Palm Jebel Ali、The Palm Deiraの3つの人工島を高級リゾート地にしようということを開発していた。

完成しているPalm Jumeirah。


残りの2つのThe Palm Jebel Ali、The Palm Deiraは建設中。

不動産ブルの崩壊と言う話で、昨年から既にわかっていたこだが・・・砂上の楼閣やねホンマ。

と言いながら私の別荘はここにあるとかないとか、噂か。

私は、欧州金融機関は東欧や中東向けに貸出しが多く、不良債権化しているから駄目だと昨年から言ってきた。東欧向け債権は追い貸しをして一時的に難を逃れていたが、これでどうかな?ドバイはお隣のアラブ首長国連邦の政府系ファンドであるアブダビ投資庁(ADIA:Abu Dhabi Investment Authority)が助けてくれるか?

でも、休日が続くのでドバイ側から来週1週間は詳しい情報は入らないであろう。欧米、特に欧州金融機関は気を揉んでいるだろうね。

以外にも欧州株式市場は反発しておりまして、ドバイショックへの市場の過剰反応の修正か何か知らないが、買い優勢。

FTSE100:5245.73+51.60


DAX:5685.61+71.44


CAC:3721.45+42.22


何かこういつも思うけどみんな楽観的なんだよね・・・

さて、個人的には今回のドバイショックはある意味ラスベガスで起きている不動産価格の劇的な急落と同じような気がする。つまり、「商業用不動産バブルの崩壊」。FRBや政治家がいろいろ擁護しているから、まだ米国の商業不動産価格の崩壊が表面化していない。でも、そんな楽観的な話じゃないかも知れない。

尊敬するクルーグマン教授が今回のドバイショックについて書いている。11月28日のNYT, Rashomon in the desertを参照。

ちなみに「Rashomon」とは黒澤明監督の名作「羅生門」のこと。1951年のヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞した名作。1つの出来事を立場が違う人の視点で捉えるという作風。



教授は、3つの視点を示した。
 
First, there’s the view that this is the beginning of many sovereign defaults, and that we’re now seeing the end of the ability of governments to use deficit spending to fight the slump. That’s the view being suggested, if I understand correctly, by the Roubini people and in a softer version by Gillian Tett.

Alternatively, you can see this as basically just another commercial real estate bust. Either you view Dubai World as nothing special, despite sovereign ownership, as Willem Buiter does; or you think of the emirate as a whole as, in effect, a highly leveraged CRE investor facing the same problems as many others in the same situation.

Finally, you can see Dubai as sui generis. And really, there has been nothing else quite like it.

簡単にすると、以下の3つの視点。

1. 国が破綻する最初の第一波
2. 商業用不動産の破滅
3. ドバイ独自の事情

教授は、これらのうち、2つが組み合わさったか、全部が組み合わさったと思っている。

う~ん、怖い怖い。何度も書くけど、今回の金融危機の病気は「不動産価格バブルの崩壊に伴う不良債権の増加」である。それが昨年から全然解決していない。完全に、取り除くにはやはりBad Bank構想なんだけど、金額が金額なだけに、Bad Bankに不良債権を閉じ込めてしまうと、その国が飛び兼ねないとか何とか。

NY株式: 27日のNY株式市場は反落。
ダウ前営業日比154ドル48セント安の10,309ドル92セント、ナスダックは同37.61ポイント安の2138.44、SP500は同19.14ポイント安の1091.49でそれぞれ取引を終えた。ダウ平均は構成銘柄30社全てが下落し、業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落。「金融」・「素材」・「エネルギー」の下落が目立。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国にある「ドバイ・ワールド社」の抱える800億ドルにも及ぶ債務の返済延期要請を受けたドバイショックで、株や商品など全てのリスク資産が売り優勢。ダウは一時233ドル安の10,231ドルと2週間ぶり安値まで下落する場面があった。感謝祭翌日の半ドン営業で出来高は6.5億株と少ない。



米系金融機関のUAE向け債権額は、欧州系金融機関ロのそれと比べてかなり低いことに加えて、アブダビ投資庁からの救済も見込まれるという楽観論者達のコメントが相次ぎ、債務不履行は回避されそうだということで、パニック的な投売りが収まると下げ幅を縮めて、一時90ドル安まで下落幅を縮小する場面もあった。ただ、感謝祭に伴う週末と言うこともあり商いは薄く、市場の正直な反応は来週以降に持ち越し。

NY為替: 27日のNY外為市場でドル円は横ばい。
東京時間早朝に、一時1995年7月以来の84.82円まで売り込まれた反動でショートカバーが優勢。日本政府の為替介入への警戒感が高まったことや、欧州株市場が値を戻したことや、NY株が下げ渋ったこともあり、一時87.02円まで値を戻した。しかし、87円台には輸出企業の売りオーダーが厚い上に、感謝祭翌日でNY株式市場や米国債市場が午後1時までの短縮時間取引でったことから徐々に取引を縮小させて終えた。ユーロドルは続落。欧州時間に、今更ながらドバイ・ショックを再度材料視、一時1.4827ドルまで売り込まれた影響が残った。その後は、ショートカバー優勢となり値を戻す展開。欧州株が値を戻し上昇に転じたことや、NY株式が下げ渋り、買い戻された下げ幅を縮小して取引を終えた。ユーロ円は4日続落。東京時間に一時4月29日以来の安値となる126.95円まで売られた反動でショートカバー優勢で、欧州株が値を戻し上昇に転じたことや、NY株式が下げ渋り、買い戻され、一時130.16円まで値を戻す場面もあった。



米国債: 27日の米国債(市場)は4日続伸。
10年物国債(表面利率3.375%)利回りは前営業日比0.06%低い3.21%で取引を終えた。ドバイショックを受けて債券が買われた。米10年債利回りは時間外に3.152%まで低下したが、その後は利益確定の売りに押され、3.240%台へ上昇する場面もあった。



NY原油: 27日のNY原油先物は反落。
NYMEX・1月限は前営業日比1.91ドル安の1バレル=76.05ドルで取引を終えた。ドバイショックを受けてドルが買い戻されたことや、アジア、欧州株式市場が一時大幅安になったこともあり、一時72.39ドルまで値を下げ。ただ、欧州株が持ち直したことや、NY株式市場が下げ幅を縮めたことから買い戻され、下値を切り上げる展開で、76.0ドル前後まで値を戻して取引を終えた。



NY金: NY金先物は下落。
COMEX・2010年2月限は前営業日比13.1ドル安の1トロイオンス=1175.5ドルで取引を終えた。時間外取引でドバイショックを受けたドルの買い戻しで、一時1135.8ドルまで下落。その後はユーロの下げ止まりもり、ショートカバーとなり、1170ドル台で取引を終えた。終値は12.8ドル安の1トロイオンス1174.2ドル。



今週は米国が感謝祭で、その前日にドバイショック・・・そのドバイは来週お休み。

UAEの中央銀行が資金提供するようだが、ドバイは油が採れない。どうやって返済するのであろうか?

こんな記事もどうぞ。

11月29日のFT, UAE push to head off debts damage

11月29日のBloomberg, U.A.E. Central Bank Stands Behind Lenders, Adds Funds (Update3)

11月30日のTimes, Central Bank of the United Arab Emirates takes hard line as Dubai counts soaring cost

さて、各国のCDS価格が出ているので、11月27日のBIG, Dubai Default Riskを見ておこう。

As shown in the Bloomberg snapshot of Dubai's historical sovereign debt credit default swap price, the recent spike up to 600 bps or so isn't even near the level of 1,000 bps seen earlier this year.
ドバイのCDS価格の時系列データにあるように、直近600ベーシスまで急上昇したが、年初の1,000ベーシスまでは届いていない。

Had Dubai's default risk spike earlier this year been an isolated event like it is this time around, it would have made news back then.
年初に急騰したドバイのデフォルトリスクが今回のようにドバイだけの出来事であったならば、既にその当時ニュースになっていたであろう。

At the time, however, default risk was spiking for the majority of developed nations as well, so Dubai was the least of our problems.
しかしながら、年初のCDS価格の急騰は、多くの発展途上国に見受けられ、少なくともドバイは問題の1つに過ぎなかった。

Now that global markets have stabilized and exited crisis mode, an isolated event in Dubai where default risk doesn't even spike to its 2009 highs has caused a global market selloff.
今は、グローバル市場は安定し、金融危機のモードからは脱してきていたことから、ドバイのデフォルトリスクは2009年初頭の最高値には到達していないが、今回ドバイで起きた出来事が引き金になりグローバル市場は急落した。



Below we highlight current credit default swap prices and the year-to-date change for the sovereign debt of 39 countries.
下に39カ国の年初からのCDS価格を掲載している。

As shown, default risk has declined for every country except Japan in 2009, including Dubai.
表のように、今年はドバイを含めても、日本以外の国でデフォルトリスクは下落している。



出所: Bespoke Investment Group, Dubai Default Risk

う~ん、難しいね。日本だけが悪いように見えるけど、日本は借金大国の先進国というだけで、米国や英国のように急激に債務を膨らませて来た訳ではない。今回のようなことが起きれば、中東も東欧も同じように債務が膨れ上がる可能性がある。仮に世界中が日本のような債務大国になった場合、どの国が最初に売られるであろうか?各国のソブリン・リスクが高まれば日本も例外ではない。債務残高が多すぎる日本はまさに「売り」となるかも知れない。中東から東欧に飛び火して、日本にまで飛び火しては来ないと断言できない。気をつけよう。

最後に、週末恒例の米銀破綻数・・・今週は発表されていない。でも、先週までの数字は掲載しておこう。

米国連邦預金保険公社のFDIC, Failed Bank List(破綻銀行リスト)から。

2000年 2行
2001年 4行
2002年 11行
2003年 3行
2004年 4行
2005年 0
2006年 0
2007年 3行
2008年 25行
2009年 124行(11月20日現在) 

FDICが24日に7~9月期のQuarterly Banking Profileを公表し、82億ドルのマイナスになっている訳だが、これはS&Lが破綻した1990年頃の水準で、財務体質に問題のある会社は前期比32.7%増の552行。

気になるのは、既に124行が破綻した上に、今後破綻するであろう問題銀行が552行もあるということ。

FDICは銀行に対して、3年分の保険料450億ドルを12月30日までに前払いさせる予定だが、552行く分の預金を保護する資金は足りるのであろうか?

ドバイショック・アジア市場
日本


上海


香港


インド


ご覧の通り・・・

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